
70年代、イタリアン・シンフォニック・プログレバンドAntonius Rexのキーボーディスト兼エンジニアとして活動したドリス・ノートンは80年代に入りアップル・コンピューター社やローランドの協力のもとにコンピューターミュージックを制作。86年にはIBM社の公式顧問となり音楽プログラミングやレコーディングを行い、その後もニューエイジ~アンビエント系の様々な作品をリリースし続けイタリアン・エレクトロニクスミュージック界の先駆者的存在として知られている。アップル社のロゴが堂々と入ったその名も"Personal Computer"は 84年にリリースされたソロ4作目で、時代の感触が十分過ぎるほどに凝縮されたパソコン・エレクトロ・グルーヴの傑作。
【sound】